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印刷

1998年7月21日

国産初、オフセット印刷方式の
デジタルイメージングシステムを開発

大日本スクリーン製造株式会社(本社:京都市上京区/社長:石田 明)は、デジタルイメージングシステム「TRUEPRESS(トゥループレス)NP-1500/HC-110」を開発し、来春発売します。なお、同システムは、今年9月に英国で開催される国際印刷機材展「IPEX'98」に参考出品します。

21世紀を目前にして、消費者ニーズの激しい変化とともに、あらゆる産業において作業効率のアップ、環境保全に対応した製品が求められています。

特に、印刷産業では印刷物の多様化や少部数化に加えて短納期化やオンデマンド化が進み、印刷ビジネスサイクルが短くなっている現状から、デジタル化やオンライン化に対する要望が高まってきています。このような時代を迎え、デザインや製版などの印刷前工程から印刷、製本、加工などの後工程をスムーズに効率化でき、生産性や柔軟性を向上し、より易しい操作性を目指した機器や、工程のシームレスな結合を推進するデジタル化やワークフロー、印刷情報データの多目的な利用などに対するソリューションが求められています。

このたび当社が開発したデジタルイメージングシステム「TRUEPRESS」は、国産初の有版型*オフセット印刷方式の出力システムで、製版・印刷を行うエンジン「NP-1500」とページファイルのRIP処理、ジョブ管理などを担うコントローラー「HC-110」で構成されます。

「TRUEPRESS」は、印刷前工程で加工編集されたページファイルを受け取りダイレクトに印刷版に露光し、さらに現像、定着処理できる自動製版機構を内蔵しているので、製版知識がなくても簡単に操作でき、かつフィルムを使用しない環境に優しい設計になっています。また、プレス機構では、4色片面や2色両面がすべて自動で高速に印刷できるので、少部数・短納期の印刷に対してフレキシブルでかつコストパフォーマンスに優れています。

  • 有版型とは印刷版を用いた印刷方式のことで、同システムでは印刷版への露光、現像、定着などの製版処理がすべてシステム内部で行われます。

<特長>

  • オフセット方式ならではの高品質と生産性

「TRUEPRESS」は、印刷版としてCTP(Computer to Plate)で実績のあるフレキシブルプレート
(ポリエスターベース印刷版:三菱製紙シルバーディジプレート)を利用したオフセット印刷方式ですので、通常のオフセット印刷機に迫る高い印刷品質が得られます。しかも、1時間当たり4,000枚(4色片面)から8,000枚(2色片面)までの印刷ができ、少部数や短納期の印刷に対応できます。

  • 実績のある露光システムをプレートイメージング機構に採用

フレキシブルプレートへの露光には、当社のイメージセッターで実績のある露光機構を採用し、高速で高精度なイメージングを実現。最高分解能は3,000dpiで、高精細な画像を再現できます。

  • 簡単な操作で版の見当合わせが不要

フレキシブルプレートを版胴に装着してからダイレクトにページファイルを露光するユニークなプレートイメージング機構を採用したため、色版の見当合わせが不要になりました。

フレキシブルプレートの給排、露光、現像、定着などの処理工程がすべて自動化されていますので、簡単な操作で印刷の前準備が完了します。

  • 自動機構を標準搭載

連続給水式湿し水(モルトンレス)、自動ブランケット洗浄、印圧自動調整、自動給排版の機構を搭載し、イージーオペレーションを実現。また、自動インキングコントロール機能で効率的な刷り出しを達成。

  • A3ワイド用紙に対応

用紙サイズは四六四裁判。出力サイズはA3ワイドをカバー。紙厚0.3ミリまで対応し、端物からカタログ、DMなど幅広い印刷が可能。

  • 4色フルカラーから2色両面印刷にも対応

4色フルカラー(片面)だけでなく、2色両面印刷にも対応できる機構(選択付属品)を装備。通常の印刷用インクに対応。

  • ネットワークに対応したデジタルイメージングシステム

コントローラー「HC-110」には最新のソフトウエアである「JAVA」を採用したため、イントラネットやネットワークを介してMacintoshやWindows PCからジョブを直接コントロールすることが可能。また、プレートイメージング直前の露光データをモニターやカラープリンター(選択付属品)で確認できるので、印刷のミスを低減させます。

<エンジン仕様>

型式名:NP-1500

  • プレートイメージング機構

型式名:半導体レーザー

分解能 :1,000 dpi ~ 3,000 dpi

感光材料 :フレキシブルプレート

〔ポリエスターベース印刷版:対応版材は三菱製紙(株)製シルバーディジプレート〕

  • プレス機構

方 式 : オフセット方式

有効サイズ : 最大508 x 374 mm

色 数 : 片面1~4色

両面1~2色(選択付属品)

出力スピード : 標準4,000枚 / 時、倍速8,000枚/時(片面2色まで)

用 紙 : 最大四六四裁判(545 mm x 394 mm)、厚さ0.06~0.3 mm

自動機構:自動インキコントロール、自動ブラン洗浄、印圧自動調整、自動給排版

湿し水 : 連続給水式湿し機構(モルトンレス)

機械寸法(幅 x 奥行 x 高さ) : 1,950 x 2,625 x 2,100 mm

重 量 : 3,500 kg

<コントローラー仕様>

型式名:HC-110

プラットホーム : Pentium II PC

O S : Windows NT 4.0

RIPソフトウエア : Adobe (R) PostScript (R) 3 (TM) RIP搭載

入力フォーマット : PostScript 3、PDF、レナトスRIP済みデータ(選択付属品、レナトスのバージョンアップが必要)

スクリーンパターン:アルファロジック175線/150線

機 能 : ジョブスケジューリング機能

イメージング前モニタープレビュー機能

インクコントロールデータ生成機能

コントロールストリップ付加機能

プリントスプール機能

リモートコンソール機能

簡易校正用プリント出力機能(選択付属品)

<発売予定> 1999年1月

<参考価格> 4,950万円

<販売台数> 初年度 50台

データを受取れば、出力まですべて自動処理。コピー感覚で本格印刷が可能な
デジタルイメージングシステム「NP-1500」(左)とコントローラー「HC-110」(右)
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