グループニュース

ホーム > グループニュース > グループニュースアーカイブ:1997年 > 印刷データを直接刷版に出力 レーザーで高解像描画デジタルプレートレコーダー「プレートライト2080」を開発

印刷

1997年8月28日

印刷データを直接刷版に出力 レーザーで高解像描画
デジタルプレートレコーダー「プレートライト2080」を開発

大日本スクリーン製造株式会社(本社:京都市上京区/社長:石田明)は、プリプレス用統合システム「RENATUS(レナトス)」やDTPシステムで作成したデジタルデータをレーザーで刷版に直接描画するデジタルプレートレコーダー「プレートライト(PlateRite)2080」を開発しました。なお、「プレートライト2080」は、10月6日から東京・有明の東京ビッグサイトで開催される国際グラフィックアーツ総合機材展「IGAS '97」に出品します。

カラー印刷の企画・デザインから製版データを作成するまでのプリプレス工程(印刷の前工程)では文字や画像など印刷に必要な素材データのデジタル統合処理が普及しています。デジタルデータを刷版に直接出力するCTP(Computer to Plate)は、煩雑な製版工程を簡略化するとともに、フィルムから刷版へ画像を転写するときに生じる画像品質の劣化の解消、品質の安定化と優れた生産性で注目されています。

「プレートライト2080」は「プレートライト1080」の後継機としてリリースされ、高精度な再現性で定評ある内面円筒走査方式と出力光源にアルゴンレーザーを採用し、最高4000dpiの分解能を実現しました。また、各種の自動化機構により、高速露光を可能にするとともに、さまざまな作業形態にフレキシブルに対応できます。品質、生産性、汎用性など、CTP環境におけるあらゆる条件をクリアした即戦力レコーダーです。当社のプリプレス用統合システム「レナトス」やMacintoshを利用したDTPシステムで作成したデジタルデータから、RIP(ラスター・イメージ・プロセッサー/出力演算装置)を介して、直接、刷版に高解像度で美しい形状の網点や線画を短時問に出力できます。高い品質と生産性を持ったダイレクト刷版出力機ですので、商業印刷物などさまざまな印刷用途に対応できます。

 

 

< 特  長 >

1.高速露光を実現

820×1030mmの刷版1枚当りの出力所要時間はわずか4分(2400dpi出力時)。もちろん、高品質を維持しながら、高精度な画像を出力します。

2.効率的な搬送メカニズム

刷版の供給排出は全自動。1台のマガジンユニットには50枚までの刷版をセットでき、長時間の連続運転が可能です。しかも、刷版の供給と排出がほぼ同時にできるため、連続運転中の所要時間を大幅に短縮。高速露光との組み合わせで、カラー印刷の4色分の刷版を供給から排出まで、わずか22分(2400dpi出力時)で処理できます。

3.複数のマガジンユニットで効率アップ

最高3台までのマガジンユニットを装備可能。各々のマガジンユニットに条件の異なる刷版をセットし、オペレーターは希望するマガジンユニットをレナトス側から指示するだけで、自動的に指定の刷版が露光ユニットに供給できます。仕事ごとにマガジンユニットを差し替える必要がなく、異なる仕事の連続運転も可能となり、生産性が向上します。

4.パンチ機構を内蔵

フレキシブルなパンチ機構(選択付属品)を搭載。異なるパンチブロックを5つまで取り付けでき、いろいろな印刷機に対応できます。

5.プリセットカセットパラメーターの読み取り

刷版の種類やサイズ、厚さ、クワエ寸法、パンチ形状などの情報をマガジンユニットごとにIDコードとして登録可能。マガジンユニットをセットする際、センサーがIDコードを読み取り、登録データがレコーダーに自動的にセットされるので、カセットを変更するたびにデータを入力する必要がありません。

6.合い紙を自動除去

合い紙除去機能を装備。マガジンユニット内のシートをセンサーが検知し、刷版か合い紙かを判定した後、合い紙は廃棄エリアへ、刷版は露光ユニットへと搬送されます。手作業で一枚ずつ合い紙を取り除く手間が省け、効率よく作業を進めることができます。

7.さまざまな刷版に対応

各種のフォトポリマープレートや銀塩プレートに露光することが可能。しかも、550×650mm~820×1030mmまでの幅広い刷版サイズに対応できます。

< 主な仕様 >

記録方法: 内面円筒走査方式
刷版サイズ:最大 820 × 1,030 mm (32 × 40.5インチ)、最小 550 × 650 mm (21.5 ×25.5インチ)
刷版のタイプ:高感度フォトポリマプレートまたは銀塩プレート
光源:Ar+レーザー(488 nm)
分解能:1,200、 2,000、 2,400、 4,000 dpi
出力スピード:4,000 dpiで76 mm/分(4,000 dpiでプレート1枚当たり10.8分)
2,400 dpiで211 mm/分(2,400 dpiでプレート1枚当たり3.9分)
2,000 dpiで304 mm/分(2,000 dpiでプレート1枚当たり2.7分)
1,200 dpiで508 mm/分(1,200 dpiでプレート1枚当たり1.6分1,200dpiは銀塩プレートのみ可能)
出力精度: ±5μ
電源: 1φ 200V 3.3 kW 20A
使用環境: 温度 23℃±2℃、湿度 50~70%
質量: 1,000 kg
外形寸法: 1,800 × 1,700 × 1,400 mm
オプション: カスタムパンチ、追加マガジンユニット(2ユニットまで)

<販売価格> 4,300万円(消費税別)

<販売開始予定> 1997年10月1日

<販売予定数 > 120台/年


ページの先頭に戻る